>>796
梅肉に水を加えて、小麦粉や甘味料を混ぜ、電気コンロで煮詰める。
初めての経験でもあり、レシピを調整して何度も繰り返した。
当時の砂糖は高級品だったので、甘味料はズルチンとサッカリンの併用。
煮詰めたらしょうゆの木樽に入れ、1晩かき回し、2〜3日置いて冷ました。
こうして完成したのが「梅ジャム」である。昭和22年の秋、高林氏は16歳だった。