不思議な二重生活を送る男性がいる。
東京の大手証券会社で働きながら4時間かけて福井に通い、小さな映画館を守っているのだ。そのきっかけは、映画館を経営していた父の急逝。やむなく引き継いだ男性は、やがてやりがいも感じ始める。でも、東京の会社や家庭も大切だ。この日々をいつまで続けるべきか?働き方が多様化し、誰もが経験するかもしれない二重生活。男性の迷いと決断の一夏を見つめた。【語り】萩原聖人