>>772
 従来からの天体観測といえば、望遠鏡に取り付けたカメラで星の光を待ち構
えるスタイルです。最先端の観測では、レーザービームを上空に照射し、得ら
れる情報で観測精度を高める「レーザーガイド星生成システム」を用いること
があります。去る6月9日の夜半前、マウナケア山頂の夜空には3台の大型望遠
鏡から照射されたレーザービームが同時に見られました。
 地上で見られる天体の光は、上空の大気が揺らいでいるために乱れた像に
なっています。大気揺らぎによる光の乱れ具合を測定し、リアルタイムで像の
劣化を補正して本来の光のクオリティーに近づける技術が波面補償光学です。
波面補償光学装置を利用することで、すばる望遠鏡の分解能は10倍も高くなり
ます。
ということらしい