まず、片手に杯を持つ。酒の香りを嗅ぐ。
酒の香りが鼻の芯にじーっと染み透ったころ、
おもむろに一口。
「さあ、お酒が入っていきますよ。」ということを五臓六腑に知らせてやるんだ。な!
そこでここに出ている突き出し、これを舌の上にちょこっと乗せる。
これで、酒の味がぐーんとよくなるんだ。
それから、チビリ、チビリ。だんだん酒の酔いが体に染み通っていく。