【抗体検査】
 都内500人分のうち3人(0.6%)、東北6県500人分のうち2人(0.4%)が陽性だった。
日赤が保有する流行前の昨年1〜3月の関東・甲信越地域の500人分の血液でも2人(0.4%)が陽性だった。

分子があまりにも小さすぎる(最低でも百人は必要)ので確かな事は何も言えないのだが、ごく乱暴に言うと、この検査は偽陽性が0.4%(500人で2人)出るので東京の3人の内の2人は偽陽性だから真陽性は1人。つまり0.2% 東京都の人口1400万人を掛けると3万人ほど。  
4月のどの時点の血液か知らないけど、その時点の累積感染者数を700人とすると潜在感染者が40倍ほど存在するという事になる。
東北6県の2人は偽陽性だから真陽性は0人。

大阪府は現時点で確認感染者1800人。実際の感染者は7万人。大阪府の人口900万人の1% 吉村知事は「3000人規模の希望者を対象とした抗体検査をして結果も本人に伝える」と言ってる。
こういうのは無差別抽出じゃなければ何の意味も無いのだが、それは置いとくとして、3000人の内の真陽性は30人。偽陽性が12人。
つまり「あなたは陽性でした」と言われても本当に陽性なのかどうか全く分からない。それどころか偽陽性の12人が誤解して誤った行動をとる危険性大。
したがって、誤差10倍ぐらいの物凄く大雑把でもいいから傾向を掴みたいと言うなら実施してもいいが陽性者には真陽性か偽陽性か全く分からないから陰性のつもりで行動すべきであることを噛んで含めるように説明すること。