>本件(『テラスハウス』事件)は誰が何のために起こした?どういう結果になった?
どう考えても、制作サイドとメディアが金稼ぎのために「危険で悪趣味」な番組を作り、攻撃を煽り、その結果人が死んだ。それが事実。それがなぜ、正当な批判の自由を削りかねない言論規制に直結するのか?大概にして頂きたい。
まず【最大の受益者、原因である制作サイドとメディアの責任を問う声がなぜこんなにも小さいのか。特に有名人、芸能人からは全くと言っていいほど聞かれず、判で押したような匿名ネット批判、誹謗中傷批判ばかりだ。】
本気で死者を、犠牲者を、傷つく人を減らしたいと思っている人間の発言がそれでいいのだろうか?真面目に考えているのだろうか?疑問を通り越してやや恐怖すら感じられる。
そもそもリアリティー・ショーやマスメディアが前提としている、現実の不和や対立をエンタメとして消費していいという価値観、発信してきたメッセージへの批判、なぜそれが巻き起こらない?それこそが病理ではないのか?
不和、なんて堅苦しく書いてきた。だが要するに、他人の喧嘩を眺めて野次馬し、誰かを馬鹿にして楽しむ娯楽だろう。それは自由だ。まあそれは認めてもよい。だが、そんなものと引き換えになぜ批判の自由が削られるのか?
今回明らかになったのは、匿名インターネットの闇などではない。そんなものはとっくに明らかだった。
Netflixなどの新興ネットメディアを含む、マスメディアの危険性と、病的なまでの自己批判能力の欠如。これが、今回白日のもとに晒されたものだろう。(ヒラヤマ タカシ)

一言も無いだろ?堀田 延(木村 花を殺した『テラスハウス』の放送作家)くん