この日会見に出席したハンガリーのパラノビチ・ノルバート特命全権大使は「友好杯はお相撲だけでなく、日本との友好における大切なものです」と言い、新友好杯を「花、蝶(ちょう)の描かれたデザインは、ヘレンド社で一番伝統のある、ハンガリーっぽいもの。同社史上最大のティーカップになります」と説明した。

新友好杯は立案から2年がかりの大作。非売品のため価格はないが、同社関係者によると通常サイズのティーカップ1セットが4万円。「カップの容量は約100倍ですが、これだけ大きなものを作るのは技術的に非常に困難なだけに(製造費は)100倍以上でしょう」(同関係者)と言い、推定400万円以上の逸品になる。