>>422

宮本聖二 | 16時間前
立教大学大学院21世社会デザイン研究科 教授

長年、戦争体験に耳を傾けて収集して伝える活動をしてきました。
そのことから、私たち日本人は戦争体験者の集合的記憶を皆で共有してきたから、非戦と平和という絶対的価値を確認して来られたのだと思います。
災害の記憶も同様に、皆で共有することが大切だと思います。
東日本大震災後も、熊本地震、西日本豪雨、去年の台風19号など、犠牲者を出す災害が絶えません。
災害の記憶を共有することが、防災と発災時の減災に必ず繋がります。
生還した人の具体的な行動記録から、揺れた時どう思ったのか、津波のニュースを見た時に何を感じたのか、家族を失った人のニュースや記事を読んでどう思ったのか、みんなで話し合うので良いのです。
そのことから、今後災害が起きた時に自分はどう行動するのか、被災した人にどう寄り添えば良いのかを考えることにつながると思います。
出来るだけ多くの皆さんの思いをぜひ、ここで聞かせていただき共有させてください。