ニュースウォッチナインの担当になった当初
日中 からなず居室から姿を消す わたくしの事を スタッフの多くは不思議な眼で視ていたそうです
すべての番組はチームでつくられます
いつも居室にいてスタッフと談笑しながらチームワークを高めることも重要です
しかし その頃の わたくしは 別の小部屋で 誰にも視られないように 
独りでニュース原稿や関連原稿などを読んでいました

不器用な わたくしが 集中してニュース番組に望むには 
当時は その方法しかなかったからです
そんな事を誰も知らないはずの ある日 敬愛している先輩から
隠れて 原稿を読んでいるその背中で 真剣さが わかる 
その姿勢こそが あなたの良さであり 強みだ という趣旨の言葉をかけられ驚きました
不器用だけど まっすぐでいることを 理解してくれるひとがいることは 
今も大きなチカラでありつづけています
そして 言葉で伝えるという仕事を 慈しみ続けたいと思う原動力になっています