映画監督のマキノ雅弘氏の自伝には、 「父はよくこう云っていた。 ホンさえよかったら、誰でもいい演出家になれる、と。 1 スジ、2 ヌケ、3 ドウサ、というのが父の映画憲法だった。
スジとは筋すなわちストーリーの面白さ、 ヌケとは画面がきれいにぬけていること、 ドウ
サとは動作で、 これが、この順序通りに、 父にとっては映画の三原則にほかならなかった
。」とあります。

清盛は、画面がヌケテいないどころかわざと汚した汚盛