「翔ぶが如く」
大河は題材が命

西郷大久保ドラマはこれ以上のものはできないだろう。
俳優のためにも作らない方がいいほどいい作品。
原作脚本力が俳優や演出家を育てる見本だろう。
近年よくいわれるアイドル出身俳優が薄っぺらいドラマの元凶ではない。
すべてをマネするのでなくいいものをマネすることを篤姫や龍馬伝に携わっている者は維新という時代もの通じてを理解しつくすべきで視聴者も目を肥やす義務がある。

だからといって大河は同じ主人公でリメークすべきでない。
群像を基本としているのでこの作品からなら従道や巌、博文など西南以後も生きた人物で維新ものを作って欲しい。

この作品は鹿賀大久保が素晴らしくそれを扶ける岩倉小林の嫌らしい演技が冴える。
W主人公を喰う脇役に注目。