翔ぶが如く

西郷隆盛/西田敏行は、『情』の人である。
大久保利通/鹿賀丈史は、『理』の人である。
二人が力を合わせることで、
大きく世の中は動いていくのである。
西郷には、人があつまり、慕われる。
決断力のたくみさと人に任せる寛容さ。
しかし、権威を振り回すことを嫌う。
単なる農民や漁師になりたかった。

明治維新以後の 西郷隆盛が、なぜ 決起しなければ
ならなかったのか?が、やっと理解できた。
このことで、膿が出されて、明治政府が成り立った。
悲しい出来事であるが、超えなければならなかった。
二人をよく 描ききったなぁと 感心することが
できただけでもよかった。

時流を観ること。
時を待つこと。
人を見抜くこと。

時代の流れが早い時期にも、急ぐべきではない。
田中裕子のどっしりしたお母さんぶりが実にいい