>>907
家康は日本を天下泰平に安定化させた
だが、それは皮肉にもこのドラマで松永が愚痴をこぼしたように、家柄重視の門閥政治にしたからだ

つまり信長は秀吉や光秀の才覚を称えて大名に引き上げるという人材抜擢を積極的にやったが、家康は基本的に代々仕えてきた譜代大名重用を貫き、譜代大名だけに重要な政治を託した

そして大名の家中も門閥政治となり、家老の子は家老、下級武士の子は下級武士のままとなり、戦で手柄を上げる機会もないので、身分はほぼ固定化した

このように家康は天下泰平のために、人材抜擢で幕府内部が不安定になるよりも家柄重視で安定を得る方に重きを置いたと考える