水の精に2度逢った
どちらも清流をたたえた奥深い沢の淵
姿は見えないんだけれど、優しく微笑む古装束の巫女の佇まいが脳裏に焼き付いている
一度目は四国の山中で休憩中に「こっちを見て」と呼びかけられて、2度目の信州では
通りすがる時にこちらを見つめている存在に気が付いて
一度目は不思議さに呆然としただけだけど、2度目は何とも言えない複雑な気分だった