ポル・ポト政権とは、1975〜1979年の間にカンボジアを支配した
共産主義政党「クメール・ルージュ」の指導者であるポル・ポトによる独裁政権です。
ポル・ポトは、原始社会を理想とし、
全国民を農業に従事させるといった極端な政策を行なっていました。
そして、医者や教師などの知識人や反抗する者に対しては厳しい迫害を行なっていました。

具体的にポル・ポトが国民に対して行ったことを挙げていきます。

・都市に住む人々を田舎に強制移住・強制労働
・不満を述べたり、規則を破った者は拷問・処刑
・教養のある者(ただメガネをかけている者も含め)は邪魔になるため拷問・処刑
・病人や幼児年寄りは不必要のため処刑

ほぼ全ての国民を対象に行われた大虐殺や飢餓・過労により、当時のカンボジアの人口の
約20%である約200万人が犠牲になったと言われています。(諸説あり)