映画で使われた能の場面は後半のクライマックスである。
地謡は以下の如し。
思えば仮の宿に、心となむ人をだに諌めしわれなり
(映画ではここで二人は手をつなぐのである。)
これまでなりや帰るとて、即ち普賢菩薩とあらわれ、
(能ではここでシテは普賢菩薩になる)
舟は白象となりつつ光とともに白砂の
白雲にうちのりて西の空に行き給ふ
ありがたくとぞ覚ゆる
ありがたくこそは覚ゆれ

オイラーの公式のe(πi)+1=0は調和の0悟りの0でした。
能「江口」はオイラーの公式の「解」だったのです。
悟りを開いたのは浅丘ルリ子です。
だから彼女は「仮の宿」という執着を捨て、木戸を開いたのです。

だってよ!