>>38>>50
箇条書きで『荒野のストレンジャー』の要点や見所を纏めると↓
@先ず“異常に青々とした湖だか海だかに隣接する町”が醸し出す西部劇としての有り得なさの違和感 A“意図的”に貧相で素人目にも急造の書割だと一目瞭然な町並み(>>65の『ブルーベルベット』とは違い低予算が理由ではない※ここ重要) B名前の無い主人公と一向に誰も名前を聞こうとしない町民 C主人公は善人でも悪人でもなく“流れ者”であり悪行暴力も平然と実行するが町民の中の悪人や強者に対してだけであり善人や弱者には善行を施す
D主人公は“流れ者”なので“用心棒”でも“正義の助っ人”でもないので、ならず者達が出現しても自らは基本的には何も手助けせず町民達の自力奮起を促すのみ E主人公が町に現れて顕となるのは偽善我欲に取り付かれた町民達自身であり、ならず者達が真の悪役や最大の敵としては描かれていない F時折挿入されるフラッシュバックや主人公が登場する場面でのみ鞭が振るわれる音がすることで自明だが“町民総意で鞭で見殺しにされた前保安官=主人公”である G何故に主人公は町民に町全体を赤ペンキで塗り潰すことを命じたのか?何故に『ヘル(地獄)』という町名札を立てさせたのか?何故に町民の中で先住民ではない小人と宿屋夫人だけに優しく「既に知っている」と告げ町を去ったのか…此処も分析考察するとより深く作品が把握理解できるはず

最後に蛇足として個人的には吹き替え版を新規製作して最初の馬小屋レイプ場面で行為終了後に「クライ・マッチョ第1部・完!」と栗田貫一辺りにでも熱演して欲しい…その後に宿屋夫人との二戦目では「クライ・マッチョ第2部・完!!」と続けるのを切望