美の壺 心を聞く 和の香り[字][再]

500年前の室町時代に誕生した香道とは?香木が流れ着いた淡路島で続く線香作り。
150年ぶりに目覚める正倉院宝物、幻の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」の香りいかに?

目に見えない香りに親しむため、日本人は様々な形を編み出してきた。室町時代には
芸道「香道」が確立、500年に渡って受け継がれてきた。その源である「香木」は、輸入
品で元々希少な上、近年は環境の変化でほとんど手に入らなくなっている。志野流
香道では今年5月、家宝である香木「蘭奢待(らんじゃたい)」を徳川家康公に供える
献香式を執り行った。そのドキュメントと日本人のと香りとのかかわりを描く。<File561>

【出演】草刈正雄,【語り】木村多江