>>675
天文学は、途中まで占星術とともに、プトレマイオス以来の地球中心説(天動説)の宇宙観のもとに発展した。
途中から太陽中心説が登場し、そのあたりから分化が始まったのである。
天文学との関連
占星術は天文学の母胎でもあった。ケプラーの法則で有名なヨハネス・ケプラーは天文学者・数学者であると同時に占星術師でもあった。
惑星の運動を本質的に解明したのは物理学的に解析したニュートンよりもむしろケプラーであると評した。
そしてケプラーが「このおろかな娘、占星術は、一般からは評判のよくない職業に従事して、その利益によって賢いが貧しい母、
天文学を養っている」[4]と書いた。権力者は、自分の運命や選択の良し悪しに興味があるので、
それについて答えてくれると考えられた占星術のほうに金を出し、そのお金が結果として、
星を観察・観測する天文学を支えるという効果があった、という意味である