私の大叔父は村一番の秀才で,東大に進学しましたが
学徒動員で中国へ行き,その後東南アジアへ送られ戦死しました
動員直前は代用教員として小学校で教えていましたが
とてもよい先生だったそうで,戦後もずっと生徒さんが
お線香をあげにきてくれたそうです

平和な時代なら,彼は教師として多くの優秀な人材を輩出し
日本をさらに発展させることもできたでしょう。しかし戦死した。
このような無駄を二度と生まないためにも,過去の失敗から逃避するのではなく
何が問題点だったかを直視し,その反省を繰り返さないようにすべきなのです
日本の平和は,兵士の餓死と病死ではなく,冷戦下の核の傘によるものです
事実にもとづかない,感情的で安っぽいロマンチシズムに流されてはいけないのです