依田は囲碁界きっての“無頼派”として知られる。歌舞伎町で豪遊、バカラで大散財などその手のエピソードには事欠かない。
全盛期には1億円近い年収があったが、2004年、仕手株に手を出したことで多額の借金を負い、都心の高級マンションを売却する羽目に。
今、夫妻の間で最大の問題となっているのは、この売却金の行方だ。

「マンションを売ったお金は弁護士が預かり、借金返済も弁護士が行い、残金は基本的に子供たちの学費に充てるという約束でした。
しかし依田はこの約束を破り、3000万円を自分のものにしたのです。
子供たちは自分たちの学資を取られ、何より父親に騙されたと感じ、大きなショックを受けています」(原)

自分の預金も夫の借金の肩代わりのために使い果たしたという原は、その返済を求め、依田に対し訴訟を起こしている。
一方の依田も、離婚を求めて提訴している。