>>781
まず、落雷による「強力なガンマ線」が大気中の窒素14Nの原子核にぶつかり、中性子を1個外に弾き飛ばす。光核反応と呼ばれるこのプロセスの結果、弾き飛ばされた中性子と、中性子がひとつ減った窒素の放射性同位体である窒素同位体13Nが生成される。

次に大気中の窒素14Nが、弾き飛ばされた中性子を吸収することで窒素同位体15Nに変化する。そして窒素同位体15Nは、中性子を吸収した際の余剰なエネルギーを、「ショートバースト」ガンマ線(脱励起ガンマ線)として放出する。

光核反応で生成された窒素同位体13Nは不安定なため、ベータプラス崩壊を起こし、原子核の陽子1個が中性子に変わる。その結果、炭素13C、ニュートリノ、陽電子(反物質)が発生。この反物質が大気中の電子と衝突することで対消滅し、「電子・陽電子対消滅」ガンマ線を放出する。

だそうだ