現代世界のコロンブス評
1492年の「新大陸」へのコロンブスの上陸時に約800万人いたインディアンの人口は、1496年の末までに、その3分の1までに減った。さらに1496年以降、死亡率は倍加していった。
量的にもスケール的にも、コロンブスはエルナン・コルテスやフランシスコ・ピサロに並ぶ、虐殺目的で戦争を楽しんだもっとも悪名高いコンキスタドール、征服者の一人と言えるだろう。

コロンブスのインディアンを見下した傲慢さや残虐さについては、多文化主義に基づく歴史家たちは、これを典型的な西側の白人男性の、原住民に対する人種差別的偏見としている。
歴史家のゲイリー・ナッシュは、コロンブスはインディアンに対して、不合理な敵意に根ざした独特な「ヨーロッパの傲慢な本質」を体現していると告発している