岩手県宮古市の津軽石川支流の根井沢川に大量のアユが現れ、付近の住民がサオを持ち出して釣り上げている。普段はアユとあまり縁のない小さな川だが、台風18号で水量が増した18日ごろからの現象という。

 22日昼前には住民2人が毛針を使ったドブ釣りに興じ、うち年配の男性は1時間ほどで約40匹を釣り上げた。

体長は10センチ前後、中には15センチ級のものもあり、ほとんど入れ食い状態。2人ともサオは海釣り用で、宮古漁協津軽石支店から慌てて遊漁券を買った。見守っていた家族らしい女性は「塩焼きが楽しみ」と糸の先を見つめた。

 現場は津波で休止中のJR山田線根井沢橋りょうのたもと。津軽石川とは約150メートル先で合流する。川幅は3〜4メートル。元々水量は少なかったが、台風18号の豪雨で場所によっては水深が30センチ以上にも深まったという。