半分、青い。第23週「信じたい!」
リーマンショックは2008(平成20年)年9月に起きた世界的金融危機。株価暴落に消費の落ち込みで、日本経済は大幅な景気後退の道へ。そんな状況の中でアメリカに赴任した律は、2年後の2010年(平成22年) に日本に帰国。
菱松電機の課長として東京に赴任した。リーマンショックは菱松電機にも影響を与えていて、利益に直結しないロボットの研究開発部署はすでに廃止されており、律はリストラを担当する部署に配置転換されていたのだ。
そんな律を学生時代の親友・マアくんこと朝井正人(中村倫也)が訪ねてきた。実は東京で生活をするために、前からマアくんに連絡を取っていた律。律が住む家もマアくんが手配していたのだ。
そして律の私生活にも大きな変化が。アメリカに妻のより子と翼を呼び寄せた律だったが、言葉の問題や生活環境の面で擦れ違いが大きくなり、結局、より子と律は離婚という結末を迎えていたのだ。
それゆえに東京では律一人での生活。律の家に、大学時代の恩師である宇佐川教授が訪ねてきていた。その手にはビールとなぜか五平餅があり、律のロボット開発を惜しむ宇佐川教授。
教授を駅まで送っていった帰り道、妙においしい匂いの屋台があり、それが五平餅の屋台であることはすぐに分かったのだが、その店主の顔を見た律は「ふぎょぎょ!」とビックリ仰天。
なんと、鈴愛が五平餅の屋台をやっていたのだった。鈴愛もカンちゃんを連れて、引っ越ししたばかりの律の家にやってきた。鈴愛と律、2年ぶりの再会。そしてそこにはマアくんも居て、鈴愛と20年ぶりの再会。
19歳の頃、三角関係になっていた3人は昔話に花を咲かせるのだったが…。実は鈴愛、津金の会社「ヒットエンドラン」に就職したのも束の間、すぐに会社が倒産してしまい、津曲は夜逃げ。
会社の後始末をやるはめになり、債権者に土下座するという辛い事もあったけど、でも“おひとりさまメーカー”で、新しい商品を作る夢を諦めることができず…。