鈴木を名字とする家の多くは穂積朝臣を本姓としており、熊野三山信仰と関係が深い。
穂積姓鈴木氏は熊野本宮の出身で、蟻の熊野詣で知られる熊野本宮大社に詣でる信者たちの世話や指導をする熊野御師を筆頭に、神官を受け継ぐ家系である。
鈴木氏は熊野神社の勧進や熊野を基地とする太平洋側の海上交通に乗り、神官として東日本を中心とした全国へ広まった。