また、「高松塚古墳」の彩色壁画の婦人像の着衣が古代朝鮮の服装そのままであり、高句麗に「高松塚古墳」とそっくりな古墳があるのはなぜか、
「荒神谷の銅剣」はなぜ出雲で発掘されたのか、出雲弁はなぜ韓国語に似ているのか・・あげれば数え切れないほどの古代朝鮮の文化の流れを見ることができる。

縷々申しあげた歴史を認識しなければ、「邪馬台国」があったのは「九州」だ「近畿」だといつまでも論争し、「邪馬台国」がどのような国であったかの解明をおろそかにするだろう。
まして、「卑弥呼」なる女王について、古代のわけのわからぬ人物として朦朧たる想像の世界に追いやり、結局、日本の古代史はわけのわからぬ神々の斟酌にとらわれることで終わる。
そして、「卑弥呼とは何者?」などと問う人が多いのである。