>>335
津波の高さを示す指標には4種類あってこれがすっきりしない、誤解を招く要因になっている
津波高:海面における平常潮位との差
浸水深:陸地における地面からの高さ
痕跡高:平常潮位から津波痕跡までの高さ
遡上高:津波が陸に駆け上がった際の最大到達高度
また港に設置してある潮位計や津波観測計は計測可能な高さがしれており巨大津波や海岸付近を襲う巨大な段波は計測不能となる
GPS計測器もあるが設置は水深のある沖合20kmである
よって記録された津波高は9.8m以上だが実際の浸水深は15m、遡上高数十mといった具合に、海岸付近で見られる巨大な段波は目視でしか確認不能ということになる
因みに東日本大震災での最大遡上高は大船渡、綾里湾の40.1m、明治三陸津波での最大遡上高は同じ大船渡での38.2m