舞台では歌や漫談、声帯模写と幅広い芸を披露したが、中でも十八番とした声帯模写の巧みさは超一流だった。1931年8月8日、ラジオの生放送番組に出演予定の徳川夢声が酒と睡眠薬の飲み過ぎで倒れ、
ロッパが代役として夢声の名で出演し、40分間を夢声の声色で通して、
誰も代役と気付かなかったという伝説的な逸話を残した。