>>25   学園のあゆみ - 甲南大学 https://www.konan-u.ac.jp/gakuen/ayumi/
学園のあゆみ 平生釟三郎 学校法人甲南学園は、甲南大学と甲南高等学校・中学校とからなっています。 神戸市東灘区住吉にある甲南幼稚園・小学校は、現在では別の学校法人となっていますが、甲南学園の創立は、この幼稚園に発しています。 1910(明治43)年、住吉村に移り住んだ関西の実業家の間で、私立の幼稚園および小学校を創設する計画が生まれました。田辺貞吉、才賀藤吉、平生釟三郎、阿部元太郎、小林山郷ら11人の実業家は、1911(明治44)年に幼稚園、1912(明治45)年に小学校を創設しましたが、まもなく財政難に陥いりました。
このとき、平生釟三郎が、上記の人たちのほか、久原房之助、進藤嘉三郎らの援助をえて、これを軌道にのせました。
甲南大学  平生は、さらに安宅弥吉や伊藤忠兵衞らの協力をえて、1919(大正8)年に甲南中学校をいまの甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本)の地に開校しました。これが現在まで続く甲南学園の歴史の起点となっています。
その後甲南中学校は1923(大正12)年には尋常科(中学)4年、高等科3年の7年制高等学校へと発展しました。甲南高等学校は、平生の教育理念にしたがって、優れた人材を世に送ることを第一義として、
その目的を達するために「人格の修養と健康の増進を重んじ、個性を尊重し、各人の天賦の才能を引き出す」という教育理念を掲げ、生徒数を約500人にしぼる少数教育を実施しました。