【語り】山本耕史

毎年250万人が訪れる青森ねぶた祭。新型コロナウイルスの感染拡大で、2年連続で中止となっていた。久しぶりのねぶた祭に、人生をかけてねぶた作りに挑む夫婦がいる。「ねぶた師」の北村春一さんと妻の登志枝さん。ねぶたの世界は、伝統的に勇壮な鎧武者や鬼がその題材として好まれてきた。春一さんはここに「女性のねぶた」という新しい風を吹き込んでいる。ぶつかり合う夫婦、突然の体調不良。夫婦のきずなを見つめる物語。