戦死しても“英雄”にはなれない みんなで勇気を持って「非国民」になろう(日刊ゲンダイDIGTAL)

ウクライナで「戦争反対」と言ったら“非国民”扱いされるだろう。だが私はあえて、「みんなが非国民になればいい。近い将来、プーチンは病気で死ぬ。そうすれば戦争は終わる。もう少しの辛抱だ。無駄死にすることはない」と勧めたい。
時に国は「命を投げ出して国を守れ」と国民に命じるものだが、戦争で死ぬのはまったく無益なことだ。

私たちは再びそこに価値を見いだそうとする世界の潮流に直面しているが、もはや戦死しても誰も「英雄」にはなれない。
日本人は約80年前に経験している。戦前の日本において国に殉じるのは国民の義務であり、最上の誉れとされていた。それが誤りだったことは歴史によって証明済みだ。