連投失礼。

インチキ登山家・栗城氏について、
NHKでは正月早々のゴールデンタイムに美談化して放送するようですが、他の国内報道では小さなエンタメ記事としてか扱われず、山岳専門誌では無視されている存在。

特に、海外ニュースでの扱いを見ると「日本の恥」としか言いようがありません。

エベレストでは2年連続で大量遭難事故が起きたこともあり、「単独無酸素」という個人的なエゴを掲げてシェルパ(ネパールの山岳民族)を危険に晒している栗城氏に対して、海外メディアからの批判がありました。

●ディスカバリー・チャンネルのニュースサイト
「日本の登山家が、警告にも関わらずエベレストに挑む」
http://news.discovery.com/adventure/japanese-climber-to-tackle-everest-despite-warnings-150925.htm
>エベレストについての多くの専門家は、単独無酸素で登るという不必要なリスクを掲げながら、野心のために他人に危険を負わせるのはアンウェアだと話している。
>「つまるところ一つの言葉になる:無謀」

●CNNの記事
「エベレスト"再開" 4500ドルで命を懸けてもらえませんか?」
http://edition.cnn.com/2015/08/28/asia/nepal-fixing-everest-route/index.html
栗城という日本人が「単独」で登ることを伝えているが、現地人に非常に危険な仕事をさせていることを強調している。

●ロイター通信の記事
ヒマラヤ登山史の権威であるエリザベス・ホーリーへのインタビュー
http://www.reuters.com/article/2015/08/25/nepal-everest-idUSKCN0QU18I20150825
「その登山産業の復興のために、こんな"クレイジー男"を宣伝に使うことで、世界にヒマラヤの安全性を訴えるなんて…
ネパール政府はどれだけ自暴自棄になっているのでしょうか」


こうした客観的批判を知ってか知らずか、9指を失うどん底から這い上がる登山家…として美談化するNHKとは何なのか?

あまり登山を知らない人、子供たちなどが栗城氏のターゲットです。信じられないことにその目的は集金です。
NHKの単眼的な報道に感化されないようにご注意ください。