話がそれた・・・

司馬は軍事評論家の江畑氏を褒めちぎっていた、それは自分と真逆の正確で
飾りのない氏の論評に対して憬れに近い物を感じたからに他ならないと見る。

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残念ながら国民一般がもつ軍隊や兵器に関する知識は驚くほど少なく、
したがって正確な情報を国民に提供すべきメディアの知識もまた貧弱で、
多くの間違いや誤解に基づく情報が流されている。

あるいは国民の軍事に関する知識を故意に利用した情報操作のための、
客観性に欠ける情報の流布が行われている。これは民主主義にとって
極めて危険な状態である。

江畑謙介著「兵器の常識・非常識(上)」より