グダグダ『紅白』戦犯はSMAP

 昨年大みそかに放送された『第67回NHK紅白歌合戦』の、謎の演出やグダグダ感が大きな波紋を呼んでいる。
 挙げればキリがないが、映画『シン・ゴジラ』とのコラボ企画や、ピコ太郎の過剰出演に加え、
スペシャルゲストとして出演したタモリとマツコ・デラックスの使い方にも大きな疑問が残った。

 ひと昔では考えられなかったような失態の連続に、芸能関係者は「すべての原因はNHKの準備不足ですよ。
あまりにずさんで、おそまつでした。台本も企画もリハーサルも、きちんと詰め切れていなかった。
とても公共放送とは思えない準備の悪さに、NHKのお偉いさんも苦笑いを浮かべてましたよ」と明かす。

 また、その準備不足に陥ってしまった陰には、NHK側の見通しの甘さもあったという。

「NHKはA級戦犯ですが、SMAPも隠れた戦犯ですよ。NHK側は直前までSMAPが出演する方向で考えていた。
それが出演しないことになり、大慌て。SMAPとのコラボレーション要員だったタモリが、宙に浮いてしまった。
それで苦し紛れで考えた意味不明な演出が、ブラタモリ風のマツコとのコラボレーション。本番ではSMAPのために15分ほど時間を空けていた。
そんなこともあって、リハーサルも台本もSMAPありきで用意していたからバタバタになってしまっていたんです。
もう少しSMAP側がNHKに結論を早く出してあげてれば……変わっていたのかもしれません。
結局、今回の紅白は出演していないSMAPのための紅白だったわけです」(同)

 そんな状況にもかかわらずNHKの制作局エンターテインメント番組部長は紅白を総括し「これまでに無い企画を設定しました。
更に大ヒット映画とのコラボや、タモリさん、マツコ・デラックスさんを始めとする豪華な顔ぶれにゲスト出演頂くなど、
視聴者の皆さんに歌以外でも楽しんでいただける工夫を凝らしました。
その結果多くの方々に支持された紅白になったと思います」とノーテンキなコメントを発表して、周囲を唖然とさせている。

 反省すべき点は、反省し今年の紅白では、締まりの良い番組に戻してもらいたい。

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