ドキュメンタリーのような淡々と事実を述べていく様なスタイルのナレーションは
NHKアナウンサーの得意とする所だけど、科学・自然・歴史など教養番組に使われる
対話口調のナレーションって、今のNHKはそれほど得意じゃないような気がする。

教養番組ってのは専門的な話が多く敷居が高くなりがちなので、優しめの口調で語り
かける対話調のナレーションってのは、入門者に対して優しく最近のトレンドとして
重宝がられてるんじゃない?

で、それに該当するNHKの上手い人って歴史秘話の渡邊あゆみさんか、サイエンスZERO
の男性ナレーションの人くらいかなぁ?あまり思いつかない。
対話調って番組の色が付きやすいから、なんとなく違う番組で使いにくいってのもある
し、その辺も相まって俳優さんを多用してるような気がする。

90年代以前の教養番組って、今と違ってナレーションが対話口調でないのが基本なんだ
けど、入門者が取っ付きにくい感じは凄くある。個人的には嫌いではないけどね。
ex.国宝への旅(NHK)、極める 日本の美と心(どこかの民放)