演技性人格障害に6つのタイプがある?

芝居がかったタイプ
最も典型的なタイプであり、『誇張された演技的な行動』と、『派手でセクシーなファッション(外観)』で他人の注目・賞賛を集めようとします。
他人に好かれるようなパフォーマンスをいつも意識しており、他人に嫌われないような迎合性(調和性)を十分に備えていますが、『自分の内面的な感情・思考・知性』に関心が弱く自己アイデンティティは一般に不安定です。
身体的な魅力と外見的な評価に非常に敏感であり、絶えず、『自分が他人にどう見られているのか』を気にしていますが、『自分自身が何をしたいと思っているのか』という目的意識が拡散しやすいという特徴があります。

幼児的なタイプ
『退行的な依存性(しがみつき)』と、『対人関係の不安定性(他者の理想化とこきおろしの両価性)』の特徴を示し、幼稚な感情表現と要求行動によって他人をコントロールしようとします。
『自己と他者の境界線』が曖昧であり、本能的な欲求を依存的に満たそうとするので、特定の他者に対する、『愛着』が強くなりやすくなります。
適応的な自我機能が低下しているので、自立した大人同士の人間関係を結べず、自分の行動に対する責任も適切に果たすことができませんが、『相手からの承認(評価)』を得るために、相手の機嫌を取る』ような部分があるので、
『愛嬌のある親しみやすい人物』として認知されていることもあります。