記事の締めの部分


 「ドラマ作りってライブだと思うんです。見る人が作り手から完成品を受け取るのが基本だけど、
その後のやりとりで、もっとこうすればよかったと思ったら、私は正直にツイートしてしまいます。
『半分、青い。』を作る過程の、私の精神、頭の中を見せる。そこには、苦しいけど、創作という自由があります。
私は『私、作る人。私、見る人』の垣根を取り払いたいんです。作る楽しさを共有したい。
朝ドラを見て、ツイッターを読んで、なんだか面白そうだなとドラマ作りに憧れ、自分もやってみたいと思う人が一人でも多く現れてほしい。
テレビがネットに食われつつある今だからこそ、そう思います。ものづくりは『半分、青い。』のテーマでもあるんです。
もちろんプロとなれば厳しい世界ですが、作るのって楽しいよねというところがスタート。それを伝えたい」(林るみ)【朝日新聞社】