それぞれのエピソードは一つ一つを見れば誰の身にも起こりうるし、とりたてて特殊なことでもない
嫌な偶然が重なったり、幸運が重なったり、交互に来たりは、まさに糾える縄のごとしだからね
それに、朝ドラの脚本はたいていの場合破綻したり、尺が足らなくなって無理やり継ぎ接ぎしたりはデフォ
ここ最近でほぼ破綻なく描ききっていたのはちりとてちんとあまちゃんぐらいで、後はだいたい途中で破綻してるから
半分青いだけが特にひどかったというほどでもない。
このドラマの(一部の声のデカイ人達から)不評を買ったのは、
結局のところ、主人公のすずめの性格が一般人の感覚からあまりに外れすぎていたということだろう。
周りの空気を読めず子供じみた発言・行動をしてしまう大人は、同調圧力の中でがんじがらめで生きている日本人が
一番嫌うタイプで、このすずめの行動に、脚本家の一般の感覚から外れすぎたツイートが重なって火に油を注いだ。
あのオタク臭のする変な喋り方も違和感に拍車をかけた。批判の多さはドラマそのものの質云々より、
主人公と脚本家が醸し出す生理的な違和感に対する拒否反応というところだろう。