元NHK記者再び懲役21年 女性3人への強姦致傷
[2018年10月18日12時1分]

勤務していた山梨、山形両県での女性3人に対する強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた、
元NHK記者弦本康孝被告(30)の控訴審判決で、仙台高裁(嶋原文雄裁判長)は18日、
懲役21年とした1審山形地裁の裁判員裁判判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

弁護側は「被告に恨みを持つ人物が、遺留物として被告のDNA型を現場に残した可能性がある」と述べ、1審に続き無罪を主張した。
嶋原裁判長は判決理由で「被告の遺留物しか検出されておらず、第三者の関与は考えられない」と退けた。
弁護人は「被告と相談し、上告するかどうか検討する」と述べた。

1、2審判決によると、2013年12月と14年10月に山梨県都留市で、
16年2月に山形市で女性宅に侵入し暴行を加え、うち2件で女性にけがを負わせた。
被告は11年にNHKに入り甲府、山形の両放送局で勤務し、昨年2月に懲戒免職になった。(共同)

https://www.nikkansports.com/general/news/201810180000386.html