>>318

つぶやきから

石垣りん bot
@ishigakirin_bot

あなたと呼ぶには遠すぎる
もう後姿も見せてはいない人が
水平線のむこうから
潮のようによせてくる
よせてきても
けっして私をぬらさない
はるか下の方の波打際に
もどかしくたゆたうばかり

『風景』
2019年5月26日

若松英輔
詩は、様々な姿があってよいから難解なものがあってもよい。
だが、難解でなくてはならないということはない。
あるいは、平易であることが軽んじられてもいけない。
石垣りん、茨木のり子、新川和江、こうした詩人たちの言葉は、平易であるだけでなく、じつに素朴だ。
しかし、その意味はどこまでも深い。
2019年1月14日
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