受信料の構造をぶっ壊せ――NHKを民間部門と公的部門に分割すれば、国民が払う受信料は劇的に下がる。
既得権に守られた「公共放送の嘘」を明らかにし、本来あるべき経営のかたちを提言する。

※本稿は、高橋洋一著『「NHKと新聞」は嘘ばかり』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです。

<参考>
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84700-9
「NHKと新聞」は嘘ばかり
著者 橋洋一著 《嘉悦大学教授》
主な著作 『外交戦』(あさ出版)
税込価格 990円(本体価格900円)
内容 バランスシートで見た「健全すぎる財務状況」と受信料の取り過ぎ。英BBCのように
「CM入りの公共放送」にしてもまったく問題ない。

新聞記者はよく「新聞には一次情報が記されている」という。だが、これは「嘘」である。実際に紙面を見れば、
政府からマスコミ用の二次資料をもらい、せいぜい有識者に取材して入手したコメントを載せている程度だからだ。
他方で近年、自らインターネット動画の番組を立ち上げて意見や情報を伝える専門家が増えている。
有識者が直接、発信するのが本物の「一次情報」。人から聞いた話を伝えるのは、あくまで二次情報にすぎない。
新聞やテレビは独自の情報をもたず、結果として各社、大差ない記事や番組が横並びになる。
受信料と系列支配に依存し、惰性でニュースを流すNHK、新聞の既得権を喝破する。
「『公共放送にCMは入れられない』は嘘」「テレビの広告費を超えたインターネット」「消費者が納得できる
受信料はせいぜい月200〜300円」「財務省の政策PRと見紛う報道」「全体主義国家に甘いマスコミ」。
すべての偽善と欺瞞がここで暴かれる。