自殺しようとしていた高校生を説得して命を救ったとして、広島県警安佐南署の沖本禎之署長は24日、NHK広島放送局アナウンサーの大沢幸広さん(43)=広島市安佐南区=に感謝状を贈呈した。

 大沢さんは10月30日午後0時半ごろ、自宅マンションの敷地内で見慣れない男子高校生がうろうろしているのを見つけた。上の階に向かおうとする様子を不審に思い、追いかけたところ、男子生徒は10階の外階段から身を乗り出し、飛び降りようとしていたという。

 大沢さんは「少し話をしましょうか」などと声をかけ、説得して自殺を思いとどまらせた後、生徒の親族に連絡。同署に引き渡した。

 大沢さんは「助けることができて良かった。いろんな悩みがあると思うが命を大切にしてほしい」と話した。【井村陸】

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