昨年放送されたNHK大河ドラマ『真田丸』にちなんで、
長野県上田市上田城跡公園内にオープンした『信州上田真田丸大河ドラマ館』の累計入館者数が5日、100万人を突破した。
昨年1月17日の開館から約1年。
2008年に大河ドラマ館として当時最多の入館者約67万人を記録した『篤姫館』(鹿児島市)を大きく上回り、史上初のミリオンを達成した。
100万人目は東京都府中市在住の金田さん一家(6人)で、金田健二さん(66)は
「小さい頃から真田十勇士が好きで、戦国物の漫画などを読んでいて、親しみがあった。
真田から生きる上での知恵を使うところを学んだ。
きょう初めて大河ドラマ館に来て、偶然100万人目になれびっくりしているが、大変うれしい」
と喜びの声を上げ、祝福を受けていた。

母袋創一上田市長は
「今年初めに飛び込んだビッグニュース! 非常にうれしい。
ドラマ館のスタッフはじめ運営に携わる全ての方に感謝するとともに、
全国からお越しいただいた真田丸ファン、上田ファンに心からありがとうを言いたい」
とあいさつした。

同館は、「日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)」と称された真田信繁(幸村)の生涯と家族愛を描いた、
三谷幸喜作の大河ドラマ『真田丸』のストーリーに沿って、セットや衣装などが展示されている。

12月上旬の時点では最終入館者数97万人前後を予測していたが、同18日の最終回に向けて、市内でドラマ出演者らによるトークイベントなどを実施して盛り上げ、
放送終了後は、“真田丸ロス”のファンが大勢訪れることとなった。
同25日の時点で97万人を突破。
年末年始も無休で営業し、正月三が日は信州上田真田陣太鼓でもてなし、紅白饅頭を振る舞うなどして、3日間で約1万7000人が訪れた。
同館は今月15日までの営業となっている。