オリキャラは本編の補助線として活用されるのが基本であり、本編すなわち歴史そのものを
担った兎丸は、その意味で異色のオリキャラだった(史的基盤を有する)。

例えば、新平家で緒形拳が演じた麻鳥は慎ましく配所の崇徳を支え、後に医者として庶民救済に
当たったという。こういう謙抑的な補助線オリキャラがヘイトを集めることはない。
他方で、補助線なのに「活躍」しすぎたり、ご都合主義が過ぎたり、根拠薄弱のまま歴史に介入したりすると、
「出しゃばるなー」の合唱が始まる。駒ちゃんヘイトが典型的だろう。