これまでの通念を再検討することは特に歴史学では重要なテーマだけど
たかがエンタメ大河で特異な少数説に飛びついて実は真相はコレでした
とやられたら白けるばかり
三谷は全編支持者たちが、え?そうだったんだ?さすが三谷さん目のつけどころが違う
と賞賛してくれる方向で「学説受容」する姿勢で一貫していた
考証たちはこの奇異を衒って受けを狙う三谷の姿勢をひたすらプッシュ正当化する役割に特化
その最たる事例が涙涙の秀次物語で殺生関白と言われた側面なんぞ綺麗に消去されてしまった
それまでの秀次像を悩んだあげく自己完結的に死を選んだ良い人へと180度転換して
涙を誘ったのは良いけれど結果一族女子供まで皆殺しにした秀吉の残虐行為は
まったくイミフのものになってしまった
もちろんこういう整合性の破綻に突っ込みを入れるのは三谷スゲエで商売するおめでたい
利益共同体の構成員には許されていない