真田信繁の人生を支えた4人の妻の人物設定が最悪だった。
誰一人まともな妻がいなかった。

側室の高梨内記の娘をヒロインにするのなら、木曽義仲の愛妾の巴御前の様な設定にすれば
面白かっただろうに。自分は巴御前が好きだから、彼女の様な高梨内記の娘だったら
もっと応援できたはずだ。

その対照的なのが正室の竹林院で、彼女は武芸の心得こそはあまりないが、その代わりに
父親の大谷や祖母の東殿(北政所の侍女)譲りの賢さで、得意のそろばんと裁縫(真田紐への布石)で力を発揮することができたよな。

隆清院は、子供が好きな設定にして、実子だけでなく高梨内記の娘が生んだ阿梅や、竹林院が生んだ大助や娘たちを
分け隔てなく育てる、という役割を与えることができる。

もっともこの様なベタな人物設定では奇抜な描写を好む三谷幸喜氏は納得しないだろうがな(笑)