>>639
明治に書かれたレオン・パジェスの「日本切支丹宗門史」に
大坂冬の陣・夏の陣で、豊臣方には三人の主要な武将たち(trois principaux capitaines)がいたということらしい。
Sanada Yoichi, païen  サナダ・ヨイチ、異教徒
Jean Acachicamon, chrétien  ジャン・アカチカモン、キリスト教徒
Goto Matabioye, renégat  ゴト・マタビョウエ、背教者
ということなのだが、これらは大坂陣のさいの籠城組の三人の武将で、《Sanada Yoichi》とは真田與一は幸村のことであり、
《Jean Acachicamon》とは洗礼名「ジョアン」のキリシタン・明石掃部である。
《Goto Matabioye》とは後藤又兵衛のこと。
これの元ネタが何なのかわからないけど、たぶん西洋の方にそういう日本の切支丹と大坂の陣についての一次史料があったのかもしれない。
又兵衛は「背教者」と書かれてるけど、主君も切支丹になってるので案外一時期やっぱり切支丹になってたのかもね。