おんな城主 直虎のあらすじ 35話 9月3日放送

直虎は、龍雲丸らが気になって気賀に向かいました。南渓(小林薫)や瀬戸方久(ムロツヨシ)らも同行します。しかし、その光景は目を覆いたくなるようなものでした。
壁は血で汚れ、人の手足がそこに落ちている。そんな状況の中で、南渓が生きているものはおるか〜と大声をだします。立ち尽くしている直虎に、昊天(小松和重)が前後際壇です。
そういって生きている者を探しはじめるのでした。前後際断とは、過去にとらわれず未来に憂うことなく今を大事にすることの意です。そして、直虎は歩きはじめました。
すると、直虎は堅い物を踏んで転びそうになります。それは、直虎が以前使っていた水筒です。その先を見ると、頭が倒れていました。わき腹をぐっさりと斬られています。
直虎が起こして支えるとかすかに息をしています。そして、南渓に生きているものがおりました。目に涙をためながらいうのです。その後、龍潭寺に運ばれた龍雲丸に治療を施します。
しかし、薬を飲み込むことすらできない状況で・・・直虎は口移しで薬を飲ませます。そして、冷え切っている龍雲丸の命を救うために体を寄り添い温めます。
その裏で、南渓が方久に気賀がなんでこのようなことになったのか確認します。方久は、徳川にウソをつかれてこのようになったことを正直に言ったのです。
この恐ろしい気賀での仕打ちが広がり、周囲の国衆たちは徳川に対して恐怖を覚えていきます。しかし、その酒井忠次(みのすけ)のやり方に徳川家康(阿部サダヲ)が怒ります。
しかし、忠次は逆らうと恐ろしいことになることを植え付けるのも大事なことだと説明したのです。言い分はわかるが、家康は納得はできないのでした。
そして、石川数正(中村織央)に松下常慶(和田正人)を呼ぶように命じます。一方、龍雲丸の容態は一向によくなりません。

龍雲丸の容態

直虎も看病を寝ずにしているためフラフラです。昊天に休むようにキツく言われた直虎は、部屋をでます。すると、年が12歳ぐらいの子供が直虎のことを待って立っていました。目付けをしていた鈴木重時の・重好です。
鈴木重時は、今回の気賀の戦で戦死したので、重好が後を継ぐことになったと挨拶にやってきたのでした。しかも、直虎にお経をどうしてもあげてほしい。そう話したのです。
近藤に協力した鈴木のお経は上げられないと断っていたのだが、重好がしつこく迫ってくるため仕方なくお経をあげることにしました。お経をあげ終わると重好がお礼をし、戦場にいくという。
その様子をいつから見ていたのか南渓がきていました。そして、あわてて直虎を呼びにやってくる声がしました。頭が息を吹き返したのです。直虎は、龍雲丸の手をとりよう戻ってきてくれたと礼を言うのでした。
そして、直虎の目から大粒の涙がこぼれたのです。その後、直虎はどっと疲れがでたのか眠っていきました。龍雲丸は、なぜ龍潭寺に自分がいるのか南渓から説明を受けます。
他のものについてはわからないとのことも伝えられます。翌日、直虎はしっかり眠って疲れをとり龍雲丸の世話を昨日以上にやる気をもってやるようになります。
薬を塗ったりしながら、笑いあって過ごしていた龍潭寺に近藤の手のものがやってきました。直虎、南渓、龍雲丸はなぜ盗賊の頭がここにいることがばれたのか。そんな不安をもちます。
しかし、要件は井伊の館にいる病人をみてほしいという内容でした。井伊の館には、昊天が行くことになりますが龍雲丸は近藤に恩をうるために直虎も一緒に行った方がいいのではないか。
そういうのですが、直虎は近藤のものなど一人残らず死ねばいいというのです。そりゃそうだと言って龍雲丸が納得します。しかし、そういわれると僧侶として後ろめたくなる。
そのため、昊天と一緒についていくことにしました。そして、井伊の館に行くとその重症の人物は近藤なのです。直虎は、手助けをしたくないと思い突っ立っていると昊天にしかられます。
近藤の医者は、ひどくて手に負えないと匙をなげたので龍潭寺に話がやってきたのでした。昊天と直虎は近藤の傷を治療している途中に近藤の目が覚めます。
直虎が刃物をもっていたものだから、殺す気かと言っています。それを見て、直虎は思わずわらってしまい、治療が終わった後に龍雲丸にそのことを面白おかしく話しました。

続く