第6回「安政の大地震」より

慶喜たち主従と辰五郎が同席中に、半鐘が鳴り、新三郎たちは「殿を安全なところに!」と慌てるが、辰五郎は鳴らし方が
火事の時と違う、いたずらでしょう、と言って確かにいたずらだった。それをしたのは中山五郎左衛門(架空人物、演、藤
岡琢也)で、辰五郎の家出大騒ぎをして、斉昭を悪く言ったために新三郎たちに怒られる。しかも海防参与をやめていたこ
とを知らなかった(今と違って情報の伝わり方が遅く、斉昭がやめたことが庶民に伝わるのに時間がかかっている)。

そしてその頃斉昭は、海防参与なんて、結局何もさせてくれなかったと、妻吉子に愚痴っている。それでズレた反応の吉子
に(日米和親条約を結んだことに腹を立てる斉昭に対して、条約を結んだなら戦にならないからいいのでは?と言う吉子。
今日的な視点から言うと吉子の方が正しいと思う)、斉昭はイラつき、吉子の側にいる永原(演、佐藤慶)に吉子が世間を
知らないのはお前が悪いと八つ当たり。

そもそも永原が独り身なのが良くない。女子は好きではないのか?と聞く斉昭に「それは奥方様に手を出していいという事
でしょうか?」と言ってしまう永原。「馬鹿もん!おぬしが結婚しないのか?という事を言っておる」とかいうようなこと
を話している(ここ、菅原、佐藤のテンポよく爆笑したが、真面目に考えると「主君の妻に手をだしていいか?」等と聞い
たら、当時だったら手討ちになってもおかしくないような?)。

続きます